「今Dokiポートレート」オールドレンズで撮ってみた

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Laskeyです。
記事にコメントなど頂きありがとうございます。
返信は直ぐ反映されないみたいですが、可能な限りしたいと思っています。

さて、ミラーレスデジタルカメラの普及でフィルムカメラ時代の往年の銘、迷?レンズが使えるようになって久しいですが、既にメーカーも無い、製造も終わっている。そんな古いレンズ(オールドレンズ)の楽しみ方を今回は少しご紹介します。

オールドレンズはほぼマニュアルフォーカスで不便ですが、それでも人気。と言うのは、現在の高性能レンズでは克服されているレンズの収差や歪みなんかが残っていて、独特の風合いをかもし出すからかと思います。言うまでもなく、光学的にはこうした部分を研究を重ねて、コンピューターによる設計、工作機械の発達などで、改善、進化して今のレンズがあります。

反面、今のレンズは画一的な工業製品らしいムダの無いデザイン、性能になっているとも言えそうです。
一方、オールドレンズ。古い物になるとハンドメイド的なその風貌もノスタルジックと言うか、モノとしての造形美がまた魅力なのではないでしょうか?
今のレンズも設計、製造には時代背景がありますが、オールドレンズはアナログ故にその歴史をひもとくとまた面白いのです。
が、そこはいろんな資料が出回っていますから、そちらにお任せすることとします。

オールドレンズと言っても無数にあるので、今回と次回は自分が作品撮りで使用頻度の高いレンズを一つずつご紹介します。

まず、はじめはすっかり有名になった旧ソヴィエト連邦製のHELIOS 40-2 85mm f1.5です。

この無骨さからして何か雰囲気ありますよね?
その昔はツァイスは高くて買えない。とかマニアしか使っていなかったダメレンズですが、今やそのダメさが個性になって大人気。
復刻版まで作られたので、主要なデジタル一眼レフにマウントアダプター無しで装着できる物がネットなどで購入できます。

右の銀色がオリジナルの半世紀以上前のレンズでマウントアダプターを挟んでSonyに装着しています。
左の黒が復刻版。Nikonに普通に装着できます。
(オリジナルのレンズに付いてるシマシマは自作レンズフード。
桃の缶詰 の胴体から作りました。)
85mmと言う画角は歪みが少なく、被写体との距離も適当なのでポートレートに使い易いレンズです。
古いだけあって、このレンズを使う時に注意することがあります。
絞りの調整ですが、絞りの輪が二つあって、一つは希望する絞りにセット用。もう一つはピント合わせの時に開放にして明るくするための絞り輪で、撮影する時はセンターの指標に戻して撮ります。
Helios-40-2で検索するとマニアの方が詳しい使い方をUPしているのが見つかると思います。
そして、肝心の気になる写りですが、どんなか?と言うと。

こんなです。

Model:LUNAさん

RAW現像して多少発色を良くしていますが、元の発色は少し淡白な寒色です。そして、背景の木漏れ日はレモンボケ、しかも円を描いて周ってます。
極めつけはコーティングが弱いのでレンズに光が入ると大胆なフレア、ゴーストが出ます。
こんな光のイタズラを上手く取り込んでどんな写真にするか?
と言うのが楽しめるのです。
こんなレンズしか無かったその昔は、「あ~!もっと色乗りが良くてシャープでゴーストが出ないレンズが欲しい!!!」なんて話し
だったでしょうね。が、いまやそれも個性です。
このレンズ、有名なのは誰が見てもすぐわかるこのグルグル周る背景。絞り開放に近づくほど目立ちます。
・・・がHeliosの本当に面白いところは少し絞ることでトーンが変わって来るのがまた作品作りには大いに役立ちます。

Model:Yuriさん 絞りF2.8

ちょっと写真らしからぬ感じ。とでも言うのでしょうか。光学的に言えば、もっとシャープに色もクッキリ。と言いたいところですが、そうならないのがこのレンズの持ち味です。
実際の撮影では開放のf1.5だとピントの芯がわかりにくいのでF4.0くらいまで絞って撮っても、「らしさ」は出るかな。と言ったところです。
フードのある、無しはフレア、ゴーストの出し易さを左右するし、フードがあるとコントラストも少し上がります。

Model:LUNAさん

F4.0まで絞ってますが、背景は収差を残しながら被写体はより鮮明になって来ています。ですが、色の発色は淡くコントラスト低めなので、
独特の雰囲気を醸し出せます。
因みに、ポートレートのサンプルでは全て左右どちらか斜め45度くらいからオフストロボで光を補っています。

この他、このレンズは自然を撮ってみても面白いです。

ハナミズキをF2.8で撮りました。背景がやはりグルグルと周って、落ち着かない感じですが、ユニークにさえ思えます。

カエデもやはり同じように背景がグルグル。グルグルボケを効果的に使うなら、出来ればメインの被写体はできるだけ中心に。背景を少し離して作画すると効果?が分り易いのではないでしょうか。

水墨画みたいな雰囲気。
光の加減によってはこんな怪しげなムードある写真も撮れます。

機会があれば是非、お試しください。

 

投稿者:Laskeypictures(@z_planar

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