リフレクションを考える

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モデルと1対1でアシスタントが居ない撮影撮影では、レフ板を持ちながらの撮影は難しくなります。
ストロボで光を作り照らす事もできますが、足場の悪いところや深い海の中だと、ライトスタンドを立てることができない事もあります。
そういった時に”そこにあるもの”で何とか出来ないかと考えてみると、以外に簡単に見つかることもあります。

ケース1:モデルの腕をレフ板がわりにする

これは典型的な腕レフの使用方法で、モデルには事前に
しぶきを上げた後、顔の前の位置に手をもって来て下さい。と伝えてあります。
バックライト1灯ですが、背後からの光がモデルの腕に反射して顔を明るく照らすことができます。

《見せ方のポイント》
ただ単に、腕を上げると不自然にも見えてしまう可能性がありますが、水をすくい上げている動作のひとつとして見せることが出来れば、違和感もなく自然な感じに写す事ができると思います。

ケース2:モデルの腕レフと背中を利用する

こちらもバックライト1灯での撮影です。
当初はモデルの右斜め前にもう1灯ストロボを立てる予定でしたが、海底は岩場で安定せず海水も胸元近くまであったため諦めて、モデルのポージングを変更し、バックライト1灯で撮影することに決めました。
先ほどと同様に腕レフを使ってモデルの顔を照らしているのと同時に、背景の岩場には、モデルの背中に反射させた光を使用しています。

《見せ方のポイント》
前回のようにしぶきがあるわけではありませんが、泉から雫がキラキラと天に昇っていくイメージを連想していたので、モデルには軽く人差し指を天に向ける様に指示しました。

この写真はカメラのホワイトバランス設定が3200Kで撮影していますが、腕に反射された光は肌色となってモデルの顔に返るので色温度がある程度戻ります。
背景の岩場については、カメラのホワイトバランス設定3200Kということと、モデルのドレスの青色が反射しているということもあり
イメージしていた感じよりも更に青みが増しています。
反射する色にも注意が必要な場合があります。

ケース3:道具を利用する

こちらは右側からストロボ1灯を使用し、アクセントとしてモデルにオーガンジーを持たせて撮影しています。
オーガンジーのような薄く透けている布の場合、殆ど光は返りませんが、シャドウ部分にわずかに光を返したい時にはとても良いかもしれません。

《見せ方のポイント》
カメラを右手で持ち、左手でオーガンジーを持って撮影しています。
左手でオーガンジーの位置や角度を調節する事で構図に対してのアクセントの見せ方や、わずかに返る光の反射具合も変える事も出来ます。
オーガンジーの光が返っていない頭部の髪の毛は黒く、光が返っているモデルの背中にはわずかな光が返っています。

同じ時間、同じ場所、同じ設定で、オーガンジーを使用していない写真ではシャドウ部分は完全に暗くなっています。

投稿者:ミヤタケヨシノブ

 Twitter:@Bossa51

 サイト:https://pomu.me/miyatake51

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